楠田神社の創建は757年、その歴史はと~ても古く、博多っ子からは「お櫛田さん」の愛称で広く親しまれている博多の総鎮守。大幡主神(おおはたぬしのかみ)、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、素盞嗚神(すさのおのかみ)の3神が祭られています。
博多駅から徒歩圏内でキャナルシティからもほど近く、博多を訪れたなら、一度は行っておきたい有名な観光スポットです。今回はその魅力を5つに分けてたっぷりとレポートします。
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【魅力 その1:博多の代表的な祭りの舞台!】
毎年7月に開催される「博多祇園山笠」をはじめ、2月の節分大祭、5月の博多松囃子(まつばやし)、10月の博多おくんち、など福岡を代表するお祭りが年間を通して開催されているので、その時期に合わせて訪れるのもいいでしょう。
770余年の歴史を誇り、九州を代表するお祭り「博多祇園山笠」は、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことも話題に。なんと言っても、そのクライマックス「追い山」の「櫛田入り」が見もの! 午前4時59分、太鼓の音と勇ましい「オイサッ!オイサッ!」の掛け声とともに、一番山笠がドッーと「櫛田入り」、清道を回ったところでいったん停止し、見物客を巻き込んでの「祝いめでた(博多祝い歌)」の奉納は、ゾクゾクと鳥肌が立つような感動を覚えます。境内(清道)で見学するための桟敷券は毎年6月下旬に発売され、2016年は特等席が発売開始後わずか15分で完売してしまう人気ぶり!
祭り期間中、博多部を中心とした合計14ヶ所に、高さ約10メートルの豪華絢爛な飾り山が公開されますが、「お櫛田さん」では飾り山が境内にいつでも展示されていて、一年を通して祭りの雰囲気を感じることができます。ちなみに、飾り山の高さと同じ距離(約10メートル)の場所から見ると、一番美しく見えるように作られているんだとか。
【その2:とっても縁起がいいパワースポット!】
楼門がある入口から境内に入ると、正面の拝殿そばに3羽の鶴に囲まれた井戸があり、「霊泉鶴の井戸」という名前がついています。この水をいただくときは、「一口目には自分の不老長寿を、二口目には家族の不老長寿を、三口目には親類縁者の不老長寿を」を祈って三口で飲むという言い伝えがあるそうです。ただし、水質検査成分分析等の行政上の指導で、現在は飲めないのだそうです。残念ですが、記念写真だけにしておきましょう(泣)。
また、境内には長寿延命のシンボルとされる大きな御神木「櫛田のぎなん」が! 樹齢千年とも言われ、太~くてどっしりしています。他に、夫婦円満や縁結びにご利益のある「夫婦銀杏」もありますので、カップルで願掛けしてみてはいかがですか。
近年は外国人の観光客も多く、なんと5言語対応(日・英・中・韓・台湾)のおみくじも有り!
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【魅力 その3:博多の歴史を随所で体感できる!】
櫛田神社に隣接して「博多歴史館」があり、数多い社宝のうち、歴史的にも民族資料としても価値の高いものを厳選して展示されています。館内には、山笠図を代々描いた三苫家の山笠図屏風や、スケールたっぷりの追山の大絵馬などがズラリ! 博多の町割りを指導した豊臣秀吉が出した朱印状(福岡市指定文化財)や室町時代の松囃子(まつばやし)の古面も。博多の歴史を知りたい人は必見のスポットです。
また境内には、戦乱で廃墟になりかけた博多の街を豊臣秀吉が復興した時に焼石や瓦を使って作られた土塀「博多べい」や、卯の日相撲(うのひすもう)の時に有名な力士が力自慢に持ち上げた石を奉納したのが起源の「力石」などもあり、博多のこれまでの~い歴史も体感できます。
◆博多歴史館 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)/休館日:毎週月曜日/入館料:300円
【魅力 その4:干支恵方盤で今年の恵方を確認できる!】
楼門の天井に吊り下げられていて、毎年大晦日に新しい年の恵方(=幸運な方角)を示すように矢印が回転されます。通る時には、ぜひチェックしてみて下さいね!
【魅力 その5:「櫛田の焼きもち」が美味!】
最後に、「お櫛田さん」に来たら、ぜひコチラで一服を。境内の南門にある創業70余年「櫛田の茶屋」で、名物の焼きもちを召し上がれ。
太宰府の梅ヶ枝餅になんとなく似ていますが(笑)、ひとつひとつ手焼きされたお餅の薄皮の中に、北海道産高級小豆を用いた甘ーいあんこがぎっしり! ちなみに、福岡出身のタモリさんも幼少時代からよく食べていたそうですよ。
◆櫛田神社
福岡県福岡市博多区上川端町1-41
TEL:092-291-2951
開門時間:4:00〜22:00 社務:9:00〜17:00