転職は自分の都合だけでなく、企業にも都合がある

1、企業の中途採用の高まりの原因は何か 

基本的に企業の新卒採用時期は4月ですが、中途採用は企業にとってどういう時期に採用傾向が高まるのかを探ってみよう。まず、採用に踏み切る要素として挙げられるのが、大きく分けて三つ。

  1. 業績の上昇によって人員拡大による採用
  2. 定年退職は自己都合退職により人員の補充のための採用
  3. 新規事業や業務改善のための採用

 

2、採用のタイミングはどうなるのか

業績が拡大するという事は年度決算終える時期と符合するので大体、3月4月や、中間決算の時期である9月10月ごろと言えよう。また、自己都合退社の場合多いのが賞与をもらって退職という事が多くみられるので、6月7月及び12月1月が多くなる。

 

3、業種によっても大きく違う    

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常時人手不足で中途採用を行っている業種も少なくない。医療福祉関係、IT系、人材系、土木建築関係、製造工場関係、運輸輸送関係などが特に人材不足と言われている。高齢化による介護系業務の介護士不足は社会的問題だし、IOTやAIと言われる昨今ではシステムなどIT系の人材は引っ張りだこ状態。また、景気の高まりによる企業の高業績による人材募集は必然的だ。製造業や運送業はもう慢性的な人材不足で、外国人や留学生に頼らざるを得ないのが現状。

 

4、人手不足の結果、人件費の高騰を招いているのはチャンス!

転職者にとって業種や職種を選ばなければ、ほぼ一人に1,5社の募集が発生している状況なのは千載一遇と言えよう。また、賃金も毎年と言っていいほど最低賃金が改定されており、IT系の人気業種では新卒の初任給に50万円台も出す企業も現れており、バブルと言える状況である。