都会の喧騒から離れて地方でスローライフを送ってみたいと考えたことのある方も多いのではないでしょうか?
今回は「Uターン・Iターン転職」に焦点を当てて、地方での転職においてメリット・デメリットや気を付けるべきポイントを解説します。地方への移住や転職をお考えの方は一度ぜひ参考にされてみてください!
都会を離れ地方で働くという選択
多くが仕事内容や待遇面を理由に転職を選択する一方で、「Uターン・Iターン転職」という転居を伴った転職があります。その場合、職場や仕事内容のみならず、ライフスタイルまで変化する大きな決断となります。それでもなお、地方への転職を選択するその理由と魅力についてまとめてみました。
1.田舎暮らしを決めるその理由
かつての「大企業で一生安泰」という考え方が崩れ、どんな企業でも将来的に不安を感じるようになり、今までとは違う自分らしい生き方・働き方を考える人が増えてきました。
また高齢化が進む地方自治体でも若いU・Iターン転職希望者の受け入れを強化。地元企業も地方への優秀な人材獲得を図っています。さらにIT環境も整備されたことで、新しい生活を求めたU・Iターン転職希望者が増えています。
2.田舎だからできる自分らしい生き方と働き方
では、地方で働くことの魅力とは?
ビル群の中での仕事と満員電車、休日はどこも混雑という都会と比べ、豊かな自然環境でゆったりと過ごせ、ストレスフリーな毎日が待っています。また、都会よりも家賃や物価が安く、余った生活費で余暇も楽しめます。Uターン転職の場合、自分の生まれ育った愛着ある土地での仕事に一層やりがいを感じることもできるでしょう。
3.地方移住して転職するメリットまとめ
U・Iターンは「移住」が伴い生活の基盤そのものを移すので、仕事だけでなく、ライフスタイルごと変わってしまうことになります。Uターン転職をしたい理由は、家庭の事情(親の介護など)、よりよい生活環境を求めて、経済的に楽などといったものがありますが、一番は自分に合ったライフスタイルが送りたいからということのようです。
つまり、U・Iターン転職するメリットは、
・自然が豊か
・通勤ラッシュがない
・物価が安い
・食べ物がおいしい
・子育ての環境がいい
・人との繋がりが深い
・親の近くにいられる(Uターンの場合)
ということが挙げられます。都会は地方出身者から見れば憧れですが、離れてみると地方のいいところがよく見えるのですね。
根拠のない理想と憧れだけで決断しない
とても魅力的なU・Iターン転職ですが、ライフスタイルまで変化するからこそ、じっくりと考えて選択しないといけません。田舎暮らしへの単なる憧れだけではなく、その土地と自分が本当にマッチングするのか綿密な情報収集や調査の上での決断が必要です。
1.田舎生活の理想と現実のギャップ
旅行で訪れて気に入ったから、などという安易な理由で移住したら、実際は厳しい自然環境や都会では見たことないような巨大な虫が待っていた、なんてことも。
さらに、その土地の風習や人間性に馴染めず引きこもりになってしまったり…。
ストレスフリーな生活のため地方へ移住したのが、現実とのギャップに耐えきれず転職そのものが失敗になる可能性もゼロではありません。
2.移住転職のデメリット
地方移住の最大のデメリットは、やはり「地方の生活に馴染めるかどうかは、やってみないとわからない」ということです。地方に移住したからといって、勤務先が企業である以上、仕事の内容や忙しさは首都圏とそう変わりはありません。地方なら仕事が楽になるというのは幻想です。
また、都会では近所つき合いなどほぼなかったのに、地方に来た途端、地域と関わらない訳にはいかないことも。特に田舎では、都会育ちの人が想像もできないほど人との関わりが濃密です。外に出れば必ず知っている人に会うという煩わしさも、念頭に置いておいた方がいいでしょう。
地方では交通の便が悪いので車が必須という場合もありますし、情報や文化的な催しも少なくなります。
転職前にはしっかりとした情報収集を
U・Iターン転職の人気も高まり、自治体の協力や企業の求人などその環境整備が進んでいるものの、まだまだ不十分です。
それだけに、U・Iターン転職を考える人には何よりも情報収集が重要となります。転職を実りあるものにするためにも、転職先の企業のことだけではなく、その地域での暮らしについてしっかり情報を集め、実際の暮らしをシュミレーションすることが大切です。
地方分権改革により、今後も様々な国の権限が地方自治体に委ねられることも予想され、ますます地方で働くことの意義が高まってくるのではないでしょうか。
転職のひとつのカタチとして、U・Iターン転職を考えてみるのはいかがでしょう?
まとめ
「Uターン・Iターン転職」メリットも大きい分、デメリットもありますので「とりあえず移住してから職を探そう」というのは避け、移住先の転職情報をよく見てください。
はたらくぞドットコムはみなさんのU・Iターン転職を応援しています!
はたらくぞドットコムでも、U・Iターン転職の情報をたくさん掲載していますので、ぜひ転職を検討される際は参考にされてみてください。