紫陽花が美しく色づき、そろそろ梅雨の足音も聞こえてきましたね。
最近では働き方改革という言葉をよく耳にしますが、国と企業、企業と求職者の間では、まだ深い溝があるように感じます。
はたらくぞドットコムでは、福岡の求人マッチングをよりよくするために、最近話題になっている多様化する働き方をご紹介し、働く人は何をすべきかを考えます。

そもそも、「働き方改革実現推進室」が内閣官房に設置されたのは、2016年9月。それから、企業側もずいぶんと変化し、一斉に役職を廃止した会社もあるとか。その理由は、「あなたたち、特になにもしてないでしょう」ということだそうです。その結果、誰も困らず、何も滞らず、むしろスムーズに仕事が進むようになったというのですね。
他にも、テレワークを導入して在宅勤務ができるようにしたり、職業病的な腰痛やメンタル不調をなくす努力をしたり、フレックス制の見直し、朝型勤務の導入など勤務時間に関する変化が見られたりと、あらゆる業界で積極的に働き方改革は進んでいます。
そこで、働く側に求められるのが、
①目標を達成すること
②プロフェッショナルに徹すること
③自己管理
ひとつずつ、見ていきましょう。

コミットメント&プロフェッショナル
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まずは①の目標達成ですが、入社したら多かれ少なかれ、誰にでもどんな職種でも目標ができます。そして、達成しようが達成しまいがまた次の目標がやってきますね。
これからの評価制度を考えると、目標を達成できなかった人はどう見られるでしょうか。給与に反映されるばかりではなく、ステップアップのチャンスも逃す可能性が高くなりますね。
役職をなくす会社もあるくらいですから、評価は目標の達成率で見られるということなのです。そして大切なのは、「目標を達成し続けられるか?」ということ。
結果にコミットするという強い意志を持続できるかが問題になってきます。年に数回なら目標達成できても、毎回必ずとなると……、やはり難しいですよね。言い訳をせず、自分に厳しく目標達成能力を磨きましょう。
そして②ですが、ここで言うプロフェッショナルとは、専門職という意味だけではありません。例えば事務職でも「自分にしかできない」「あの人にしか任せられない」といった仕事をすることなのです。
つまり、職場において「自分にしかできない」ことを探し、そのプロフェッショナルになること。それが、他に代わりのいない唯一無二の人ということとなり、重宝されるのです。

自己コントロールはすべての鍵
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さて③の自己管理です。
最近の働き方改革例を見ると、会社からの管理はかなりゆるくなり、時間や働く場所を自由に選べる分、自己管理が重要になってきます。
会社にいれば、上司の目やクライアントからの催促があったりで、モチベーションが低くても「やらなきゃならない」からやれていました。
ところが、在宅勤務やフレックス制が当たり前になってくると、仕事のスケジュール管理はもちろん、自分のモチベーションも自分で保たなければなりません。
自己管理の苦手な人にとっては、逆に朝9時に出社して上司の指示で働く方が楽だとも言えるのです。
自由な選択ができる以上、自己管理は重い責任の上にあるということを忘れてはいけませんね。
①〜③まで見てきましたが、このような働き方改革が進む中、見えてくるのは自分がどんな働く環境に向いているか?をじっくり冷静に分析することです。
安易に自由そうなテレワークを選択しても、自己管理がまったくできないようではすぐに破綻してしまいます。
働き方が多様化する中で、自分に本当に合う働き方や仕事は何かを問うことが、本当に大切なのですね。

まとめ
働き方がどんなに多様化しても、自分が選択できるのは一つです。ベストなマッチングができるよう、自分との対話を大切にしてくださいね!