今回は博多弁の魅力について探っていきましょう!
全国調査によると「何弁が好きか?」というアンケートで博多弁は2位に4倍の差をつけるダントツ1位!その魅力はなんでしょうか?

特に人気のあるのは、「〜やけん」「〜しとーと?」「〜ちゃん」という結果でした。中には「〜っちゃ」が「ラムちゃんみたいでかわいい」という回答もありましたが、これは博多の人から見ると「北九州とか筑豊の方よね〜」ということになります。
ラムちゃんというのは、1980年代に一世を風靡したアニメのキャラクターです。ちなみに、彼女は博多の人でも地球の人でもありません。
こう見ると、全国の方が「博多弁」と思っている言葉には、実は博多弁じゃないものもあるのじゃないか?と思えてきますよね。そこで、少し正確な博多弁について調べてみましょう。

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博多弁の範囲と地域差

博多駅外観

では、博多弁とはどの範囲で使われているのでしょう。
もともとは福岡市でも博多駅を中心とした狭い地区での方言を言いましたが、現在では福岡市内全域、筑紫地区、糟屋地区、糸島地区などで使われています。
しかしながら、厳密に言うと糸島は糸島弁だし、筑紫は筑紫弁よね…と地元の人間はなります。全国どの地域でもそうでしょうが、やはり自分の生まれ育った土地の言葉には愛着があるということでしょうね。

ところで、ドラマなどで使われている博多弁に違和感を感じたことはありませんか?
「〜ばい」「〜たい」は、世代によって使われなくなっているようです。だから若者世代はドラマで「〜ばい」とか「〜ったい!」とか言っているのを聞くと、わざとらしい博多弁に聞こえるのですね。
けれども、若者が使わなくなったというだけで、まだまだ「ばい」も「たい」も健在です。言葉は生き物ですから、流行廃りもあれば消えていく言葉もあるのです。
徐々に地方から方言がなくなっていると言われてはいても、その土地特有の言葉には、その土地を表す歴史や文化がギュッと詰まっている気がしませんか!

博多弁はなぜかわいいのか?

会話する女性たち

博多弁で特に人気なのは、女性が使う博多弁です。「よかよ」や「〜とよ」「〜と?」がかわいい!と言われるのは何故でしょう?
男性陣に伺ったところ、博多弁で言われると優しそうに聞こえるという回答が多かったようです。「好いとう」や「帰りとうなか」と、囁かれると、萌えてしまうそうです。

他にも「なんしようと?」や「どげんしたと?」も上位に上がっていて、こちらはキツめに叱るように言われても「かわいい!」となるそうです。
専門家によると、語尾の上がる言葉は抑揚があって声に余韻が残るのだそう。これがかわいく聞こえる原因のようですね!博多弁のアクセントは、実は東京式アクセントの変種と言われているために弱く、優しいイメージになるのだとか。

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笑顔の女性
また、「〜ちゃん」「〜しとるっちゃろ」「〜しよんしゃー」といった、拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」など)をたくさん使うと、幼児言葉のように聞こえ、幼く愛らしく聞こえるということです。
職場ではほとんど敬語を使うでしょうが、飲み会など少し砕けた場では失礼のない範囲で博多弁を使ってみると、盛り上げるかもしれませんね!
人とのコミュニケーションも、方言ひとつで上手くいくことがあるように思います。出張中や転勤で福岡に来た方に、博多弁を教えてあげてみては?

まとめ

方言の話題になると盛り上がりますよね。方言は地域性のある素敵な文化です。
時代と共に変化はあっても、なくなってほしくないですね!
皆さんが今お住いの地域、育った地域などの方言も大切にされてください。

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