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そろそろ鍋が恋しくなってきましたね。暖房やコートも準備した方が良さそうです。
さて、今回は福岡の起業率の高さについて考えてみましょう。ゲーム業界やIT業界の起業が多いのはご存知の方も多いでしょうが、実はその他の分野を見ても、福岡市の起業率は全国No.1なのです。
人口が減る一方の地方において、福岡市は人口流入がどんどん増える傾向にあるのです。
特筆すべきは、10〜20代の流入数が多いこと。しかも、起業者が一番多い世代である25〜34歳の人口は全体の約13%もいるのです。この人口割合は、東京を入れた21政令都市内でも1位!なぜ、福岡市にそんなに人が集まってくるのでしょうか?
大きな理由のひとつは、福岡市の住みやすさです。
・都心部でも家賃が安い(会社の近くに住めて通勤が楽)
・アクセスが良い(空港からも近い)
・食べ物が美味しい
・人が明るくて元気
ちょっと考えただけでも、こんなに住みやすい条件が揃っているのですね。
おまけに、アジアへの玄関として国際化も進んでおり、海外を見据えて起業する人にも拠点として選びたい場所なのでしょう。お隣韓国まで1泊や日帰りで、ちょっと遊びに行けてしまうのは魅力ですね。
国や市の起業支援が充実!
これだけ元気な福岡市ですから、平成26年5月には国の国家戦略特区として「グローバル創業・雇用創出特区」に選出されました。
政府の統計によると、「創業から3年以内の企業が全体の雇用の4割を生み出している」としており、一方で古い企業は雇用を減らす傾向にあるのです。
つまり、創業なくして雇用は生まれず、雇用率を上げるためには国を挙げて創業を支援したい訳です。
そこで福岡市が選ばれたのは納得ですよね。
具体的には「スタートアップカフェ」「福岡市雇用労働相談センター」「グローバルスタートアップセンター」などを設け、相談から実際の起業までのヘルプ、イベントや交流会などを行っています。(福岡市グローバル創業・雇用創出特区)
創業しやすくなっただけでなく、創業後の国税・市税の軽減が受けられるという支援もあります。創業後最大5年間として、国税は所得金額の20%が控除、法人市民税は全額免除という、創業者にとってかなり助かる支援なのです。
企業支援の中でも代表的なものが、「FUKUOKA growth next」という官民共働型のスタートアップ支援施設。本気で創業を考えているなら、一度足を運んでみることをおすすめします。
日本のシアトルを目指して!外国人にも開かれた起業
Amazon、Microsoft、Starbucksという世界に名だたる企業を生んだシアトル。ここを視察に訪れたことから、福岡を起業育成の街にする計画がスタートしたのだそう。
コンパクトな都市であり、海や山の自然があり、住みやすく働きやすいという点で福岡市とシアトルは似ているのですね。そして、創業しやすいように登録免許税の軽減や、スタートアップ資金の創設といった支援が現実になっていったのです。
また、中学校に大手ベンチャー起業家を招く「チャレンジマインド醸成教育」も行い、若い世代から起業に対する土壌を作っているのです。
創業のしやすさは外国人にも開かれており、在留資格である事務所の開設、常勤2名以上の雇用、資本金または出資額総額500万以上などを満たす可能性のある外国人には「スタートアップビザ」の受付を開始しています。これによって外国人起業家が増えれば、福岡市がさらにグローバル化することも考えられますね!
航空法により高さ規制のあった福岡市ですが、「天神ビッグバン」計画によって特例地区を作り、ビルの建て替えや建築に対するハード面でも活性化を支援しています。
ますます創業しやすくなり、元気な福岡市から目が離せませんね!
まとめ
福岡で働くことがステータスになる日も遠くなさそうです。企業と人材のマッチングを、はたらくぞドットコムも全力で応援しています。