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さて、今回は福岡のご当地あるあるをご紹介していきたいと思います。全国的に有名なことから、住んでみないとわからないことまで、網羅していきましょう。

福岡といっても広いため、一般的に知られている福岡といえば、福岡市を中心とした知識だろうと思われます。本州から見ると九州の玄関口である北九州市は、福岡市から見ると違う県くらいの温度差があり、言葉も文化も違います。これは全国どこにいってもある差ですよね。

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博多と福岡、どう違う?

福岡イメージ

全国的には「博多」といえば福岡を差し、福岡で「博多」と言えば、福岡市博多区あたりの狭い地域のことを差します。

これは、「福岡」と「博多」の成り立ちによって使い分けられてきたためです。

実は「博多」という呼び名は2000年以上も前から使われてきたもので、古くから中国との接点もある歴史ある名前です。

一方で「福岡」は、1600年関ヶ原の戦いで功績を残した黒田長政(黒田官兵衛の息子)が博多の地に52万石をもらい、築城したことで名付けられました。黒田長政が生まれた「備前国邑久郡 福岡」にちなんだと言われており、現在の岡山県長船町にその地名は残っています。

こうして長政が築城した城に「福岡城」という名前が付けられましたが、博多の商人たちはその名前に猛反発したため、元来の博多はそのまま博多と呼び、城下町を「福岡」としたのが始まりなのです。

那珂川を挟んで“城下町・福岡”と“商人の町・博多”として、呼び分けてきました。武士の住む福岡と、商人の住む博多では、言葉も違っており、博多弁といえば商人たちが使う言葉を指したようです。

ところが、江戸幕府も終わって時は明治、廃藩置県によって藩をなくし、府県を置くことになりました。その際も、「福岡市」か「博多市」かで大揉めに揉めたそうですが、行政区が「福岡県」となったことから「福岡市」に軍配があがり、「博多」はJR(当時の国鉄)の駅名として残したということです。

福岡あるある〜方言編〜

会話する女性たち

福岡の方言、特に女性が使う「博多弁」は、全国でも人気はトップレベル。特徴としては「〜と?」「〜ちゃん」「〜たい」といった語尾があり、強めに聞こえるのがまたいいのだとか。何年ぶりだろうが「なんしよーと?」(何してるの?)から始まる挨拶は福岡人ならではです。

知名度は高くありませんが、北九州弁も語尾に特徴があり「〜ちゃ」は、“うる星やつらのラムちゃんみたい”と言われていました。40代以上には懐かしいのでは?

しかしながら、実際に聞く北九州弁はかなりキツ目。普通に話していてもケンカしているように聞こえるという感じで、他県の人は縮こまってしまうようですが、決して怒っている訳ではありません。

さて、博多発祥で全国に普及した方言に、「あーねー」というものがあります。

元々は博多弁ですが、相づちにも感嘆にもなるほどと思った場合にもすべて「あーねー」のイントネーションで区別できる便利な言葉です。

例えば、

「今日、上司にこんな理不尽なこと言われてさ〜」「あーね−」と言えば、聞いてるようで聞いてない相づちに、

「ねぇ、見てみて、これかわいくない?」「あーねー!」と言えば、うんうん、かわいい!という意味に、

「だから、こうなる訳よ」「あーね!」と言うと、なるほどそうか!という意味になるのです。

1つ覚えれば便利で、比較的全国でも流行った言葉なので、博多に行ったら積極的に使ってみてくださいね!

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福岡あるある〜食べ物編〜

屋台

博多と言えば豚骨ラーメンとイメージする人が多いと思います。現に、ラーメン屋は町のどこにでもありますし、東京を始め、全国に豚骨ラーメンは浸透しています。

ところが、博多の人って実は、ラーメンよりうどんをよく食べているのです。屋台にもほぼ行きません。しかも、腰のないやわらかい麺が好み。ラーメンは「バリカタ」とか「ハリガネ」とか硬麺が好みのくせに、ことうどんとなると、柔らかい麺が好きなのです。

そして博多といえば明太子、おきゅうとのイメージも強いと思いますが、実際に毎日食卓に明太子やおきゅうとがのぼる家庭は少ないと思われます。

なぜなら、明太子は案外高いということと、おきゅうとはそもそもあまりスーパーでも居酒屋メニューでも見かけないことが挙げられます。博多名物ではありますが、博多在住であっても家ではあまり食べないのが現実かもしれません。

福岡の食卓には醤油が2種類?

刺身など魚が美味しいことでも有名な福岡ですが、醤油が甘いと感じたことはありませんか?逆に福岡人が東京で食事をすると、醤油がしょっぱいと感じてしまいます。

福岡の醤油は全国的にも最高レベルの醤油と言われていて、最後にブレンドするのが特徴。この時、甘味を足すことで醤油が甘くなるのだそうです。鎖国時代に貴重だった砂糖を、出島に近かったため手に入れやすく、同じように貴重だった醤油に足したことで甘くなったとされています。

醤油に甘味があるため、福岡人の食卓には「刺身醤油」と「うまくち醤油」の2種類が用意されていて、使い分けているのが主流。刺身には甘い醤油を、甘味の少ない「うまくち醤油」を他のものにかけています。

 福岡あるある〜生活編〜

観光

アジアの玄関口としても福岡は国際的になってきました。特に韓国には近く、飛行機なら東京より近く、船でもちょっと行けてしまう距離です。現に、福岡人は1泊や2泊などの小旅行で韓国や台湾に遊びにいきます。飛行機代も時間も、東京に行くより安くて早いのです。

逆も然りで、博多の町でもアジア系の外国人を多く見かけるようになりました。コンビニで働く店員さんも、日本人よりアジア系の外国人の方が多いような気がします。

福岡は欧米化というより、アジア系の国々の勢力が強くなっているのが実感としてあります。街の中心部にある格安量販店や電気店に行くと、中国人が大挙して押し寄せているのをよく見かけます。彼らのマナーの悪さはよく取り沙汰されていますが、お互いに気持ちよく過ごせればいいですね。

 都会と田舎が近い

田舎の風景

北側は海、南側が山という立地にある福岡は、車や電車で1時間も行けば、海や山にすぐ行けてしまうという便利な町です。福岡空港が日本で一番便利な空港とも呼ばれていますが、これは都市部まで地下鉄で10分程度で行けてしまうため。

福岡で通勤時間が電車で20分と言えば「遠さ〜」と言われてしまいますが、関東から転勤してきた人に言うと「え?めちゃ近いじゃん」ということになる訳です。

海が好なら海の近くに住んで、博多駅や天神に通勤することもできるし、中心部に住んで毎週海まで出かけることもできてしまうのです。

ちょうどよい距離感で田舎にも都市にも行けてしまう福岡は、世界を見ても住みやすい町として上位にあがってきています。

福岡は西日本最大の都市とも言われますが、東京や大阪に比べて物価が安定しているのも特徴。福岡で新発売商品がいち早く販売されるのは、モニターしやすいからだとも言われています。

 まとめ

住みやすい町として評価の高い福岡ですが、ご当地あるあるにも歴史に裏付けされた深い理由があったりするのですね。地元を愛する福岡人ですが、気の良い人種です。はたらくぞドットコムも福岡に本拠地を置いていますが、全国のはたらく人と求人をホットに応援しています!

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