ホワイト企業を選別しよう
学生にとって、就活は一生を左右するほどの人生における一大イベントです。「とりあえず入れるところに入ればいい」とのんきに構えている学生も少なくないようですが、人生それほど甘くはありません。まともに就職しても3年以内で新卒者の3分の1以上が離職しているのが現実です。
少しでも回り道を避けるためには、新卒で就職するのはホワイト企業にしたいものですね。そこで、就活時に役立つホワイト企業の選別方法を紹介しましょう。
給与情報をチェック!
ホワイト企業のホワイトたるゆえんは「いかに社員を大事にしているか」という点です。端的にいえば「社員待遇の良い企業」ということです。求人の情報で注意したいのは、給与面が詳細に記載されているかどうかが判定のポイントとなります。
基本給から各種手当はもちろん賞与や能力給なども「○○○円以上」とか「○○○円可能」などのあいまいな表現がないかどうか要チェックです。会社の利益がきちんと社員に還元されているかは給与情報を見ることで分かるものです。
福利厚生の充実度は?
福利厚生の充実度も見逃せません。社員食堂や社員寮・社宅、社員旅行などがどのような内容になっているのかをよく調べてみましょう。「保養施設あり」と記載されているものの、実際には幹部社員しか利用しない別荘だったということもよくあります。
また、産休や育児休暇制度など、女性社員に対して手厚い福利制度を制定している企業は、それだけで従業員を大切していていることの証明でもあります。
年齢層と男女比率のバランスは?
ホワイト企業なら、誰もが少しでも長く働いていたいと思うのは当然ですよね。それならば、離職者が多いブラック企業とは正反対に現職の社員の在職年数もかなり高いはずです。それに、割と見逃されがちなのが全社員の年代層バランスと男女の構成比率です。
社員の年齢層が偏っていたり、女性社員が少なすぎる企業はなんらかの問題点を抱えている可能性が高いものなのです。20代から60代まで幅広い年代層の社員が男女均等に在籍している会社がホワイト企業なのです。
社員研修制度の内容を吟味せよ
ホワイト企業の大きな特徴として、社員教育に費用を惜しまないという点が挙げられるでしょう。特に新卒の社員の研修がどのようなシステムになっているのかをよく調べてみましょう。数ヶ月かけてじっくりと教育するプログラムなのか、あるいは短期間で申し訳程度の内容でお茶を濁しているのかどうか・・・
新卒者にとっては果たして長く勤められる企業なのかどうか気になる点が、研修システムの充実度という重要なチェックポイントとなります。