今回は、「求人を出しても応募が来ない…」とお悩みの採用担当の方必見です!応募が集まらない原因と改善方法について探っていきたいと思います。
求人に応募がこない理由
せっかく求人を出しても応募が来なかったり、応募後に離脱されてしまうことがあります。(離脱=応募者の辞退や連絡不通)。まずは、なぜ求人を出しても応募がないのか、来ても採用にまで至るような人材がいないのか、原因を見つけましょう。
【原因① 仕事情報がわかりにくい】
新卒向けか転職者向けかで求人票の書き方は変わります。しかし、いずれにしても仕事内容が求人票からわからなければ、応募したいという気になれません。
また、転職経験者は、仕事の現実を知っているので、求人票にいいことばかりを書いても「裏」を読まれてしまいます。
仕事情報はできるだけ具体的に、自社の特徴や厳しい部分まで書きましょう。
入社後一番多い「辞めたい」と思う理由は、「入社前に思っていた仕事内容と違うこと」でした。これを見ても、応募前と入社後の、会社へのギャップをできるだけなくすことが大切だとわかります。
仕事内容や条件面はかなりしっかり確認されていると認識し、できるだけ応募者の不安をなくすことが重要です。
【原因② 競合他社に見劣りする】
ほとんどの求職者がインターネットで求人を検索する中、職種や給与、勤務地、仕事内容、福利厚生などは検索条件に入れて一発でふるいにかけられます。
そもそも検索に引っかからないという場合も多々あり、他社に負ける以前の問題になってしまいます。
応募者はいろいろな求人を見比べて比較しているので、実際に応募するのはより魅力的な求人です。今一度求人票を見直して、求職者に対して魅力的であるかどうか検討してみてください。
大切なのは、求職者の立場に立って「この求人が魅力的か?」を考えることです。
【原因③ 求人内容と求人媒体がマッチしていない】
以前の求人媒体というと、新聞や雑誌といった「紙」であったのですが、Webでの求人媒体が急増して多様化しました。
多くの求人媒体があるということは、求人媒体にも特徴や得意分野があります。
そこを知らずして適当に掲載していると、見当違いな方向に球を投げているようなもの。自社の求人内容にマッチするような人が、多数利用していそうな媒体を選ぶことができていないのかもしれません。
まずは「どの求人媒体でも同じでしょ」という考えを捨て、求人媒体の研究から始めてみましょう。
【原因④ 募集時期が悪い】
ほとんどの求人媒体は掲載期間が決まっています。求人を出す時期を考えずに広告を掲載しても、求職者の目に触れていない可能性が高くなります。
求職者が増える時期は、業種や職種によっても違いがあるので、募集したい業種や職種によって募集する時期を考えましょう。
求人広告は安いものではないので、できるだけ効果的に良い人材が応募してくれるよう、掲載時期には慎重になってください。
ただし、求職者が増える時期には同業他社の求人も増えるということなので、前項①〜③の原因についてもよく吟味して募集内容を考えることが必要です。
魅力ある求人票にするには?
応募がこない原因がわかったところで、今度はどうしたら魅力的な求人票になるか考えていきましょう!
【求職者が重視する項目を知る】
まずは、求職者が求人票のどこを重視しているか知ることです。正社員の場合とパート・アルバイトの場合でも違うので、重視している順に以下に書き出してみます。
<正社員の場合>
・仕事内容
・年収
・労働時間、休日数
・やりがい
・福利厚生
<パート・アルバイトの場合>
・勤務期間(短期か長期か)
・勤務地
・時給
・勤務時間帯
・勤務頻度
正社員採用だと、仕事内容が一番重視されており、条件面もかなり上位に来ています。
一方でパート・アルバイトは勤務期間や勤務地といった条件面が先にきます。どちらを募集するのかで、求人票の書き方も変えた方がいいことがわかります。
「いつも、何を採用する場合でも、同じ内容の求人票を出していた」という場合は、求職者が重視する内容を確認しながら、求人票が魅力的になるように工夫してみましょう。
【仕事内容をわかりやすく、はっきり出す】
仕事内容は、かなり重要視されています。特に転職者は「どんな仕事をするのか?」に対して敏感です。仕事内容はより具体的に、より仕事のイメージができやすいように書きましょう。
例えば、
・データ入力
↓
・受発注のデータ入力作業、見積書や受注票などの各種書類作成
・営業
↓
・○○の分野で○○という商品を販売しています。基本的に既存の顧客を回るルート営業ですが、新規開拓もあります。飛び込み営業はありません。
というように、求職者が不安に思っていることを具体的に書いてあげることが大切です。
これによって、入社後の仕事イメージがつきやすく、離職を防ぐことにも繋がります。
【条件面の書き方を工夫する】
求職者は給与や福利厚生といった条件面を確かによく見ています。ただ、採用側としては簡単に変更できないのも条件面です。
条件面を実際に改善できない場合は、書き方を工夫することで魅力的な会社だと思ってもらうようにしましょう。
単に「未経験者OK」とせずに、「研修制度が整っている」「仲のいい社風」「先輩がフォローしてくれる」「こんなスキルが身に付く」など、具体的に未経験者が安心でき、かつ求職者のメリットに繋がるように書きましょう。
・未経験者OK
↓
・未経験OK!○○のような研修制度があり、誰でも○日程度で仕事が覚えられます。
・給与○○円〜
↓
・給与○○円〜(年1度の昇給あり)
・給与○○円〜(+売上げの○%)
【求人媒体の特徴を知り、適切なものを選ぶ】
求人媒体が多様化している昨今、求人媒体選びは求人を成功させる大きなポイントとなっています。そのためには、求人媒体の特徴を知り、自社の求人にはどの媒体が一番適切かをじっくり検討する必要があります。
費用の問題もありますが、それだけで選んで貴重な予算を無駄にしてはもったいないですよね。ピンポイントで求人にマッチした媒体を選べるようになるには、まず求人媒体の特徴を調べてみることです。
現存の求人サイトは、掲載の仕方が大きく3つに分けられるので、それぞれ紹介します。
・固定期間で掲載する大手サイト。掲載金額は高額
・成果報酬型で掲載し、掲載費は無料で採用決定時に費用がかかる
・色んな求人サイトの求人をまとめて検索できるサイト。掲載もできる。
掲載の仕方だけでなく、その他にも若年層に強い、女性に強い、パート・アルバイトに強い、エリアが広いなどの特徴を活かし、その上で業種や職種、雇用形態なども考慮して最適なものを選びましょう。
また、大手媒体には「スカウトメール」というサービスもあります。こちらからマッチする人材にアプローチできるツールなので、応募がこないと悩んでいるなら活用してみるのもいいでしょう。
【職種による離職傾向をリサーチする】
一般的に求職者が増える時期は、3〜4月と9〜10月頃です。ただし、業界や職種によって離職が多い時期は異なるため、募集する職種によって募集時期を検討します。
募集内容が、未経験者も範囲に含まれるのか、経験者にアピールしたいのかでも違ってきますので、全方向から掲載時期は考えてみてください。
とにかくいつでも募集したいのであれば、掲載サイトに期間縛りのないものを選ぶのも1つの方法です。
まとめ
魅力的な求人票を作るためには、各方面からリサーチし、こまめに見直していくことが大切なのですね!Web媒体は、反応を見ながら書き換えることができるものもあるので、担当者とよく相談することも大切です。
はたらくぞドットコムでは、無料で求人票作成や見直しのお手伝いもいたします!