社会人になり、社員になって長い年月が経過すると、徐々に社会人であることに慣れていき、最初は気を使っていた事柄にも気を使わなくなってしまうようなこともあります。もちろん、それが全て悪いとは言いませんが、社会人としての基礎の部分において手を抜いてしまう人もいます。
それでは自分の社員としての評価を落としてしまうことになりますので、そうならないように基礎的な部分にこそ、社員としてキャリアを積んだあとも力を注いでいくようにしましょう。
慣れてくると徐々に手を抜きたくなってくる名刺の受け渡し
新入社員として会社に入ったころに受けた新人研修で様々なことを教わり、それからしばらくは基本に忠実に行動していた人も、社員として長年会社に勤めている間に基本を忘れてしまうことがあります。その中でも特に忘れがちになるのが名刺の受け渡しです。この受け渡し方法にはマナーがありますが、社員としてのキャリアを積んでいく中で何百回と繰り返していくと、徐々にマナーを忘れてしまって適当に受け渡してしまうこともあるのです。しかし、そのような行為は自分の評価を落とすだけの行為ですから、気をつけておきましょう。
自分はいつもの行為であっても相手はあなたと初対面なハズ
名刺の受け渡しは社員になってから何百回とおこなうことですし、営業職の社員などになれば何千、何万という単位になることもあるはずです。しかし、それはあくまでも自分の話です。名刺を渡すということは、その相手はあなたとは初対面なのです。そのため、初対面で失礼な名刺の渡し方をされれば、良い気持ちにはなりません。そればかりか、名刺の渡し方もまともに知らない人間として認識されてしまうこともあるのです。そうなってしまっては損ですから、どんなにキャリアを積んでいっても名刺の渡し方だけは基本に忠実でいましょう。
第一印象が悪い場合の汚名返上は難しいので最初が何より肝心
相手に名刺を渡すということは相手と初めて会うということになるのですが、つまりはこの瞬間に第一印象が決まるわけです。人間は多くの場合、二度目や三度目に会ったときのことよりも初対面のときのことを強く記憶します。最初に抱いたイメージをそのまま相手への印象として固定してしまうことが多いのです。そのため、あとからイメージを変えるのはなかなか難しいので最初にしっかりと良いイメージを作り上げられる社員を目指しておきましょう。
名刺の受け渡し方などは新人が覚えることと考えている人もいますが、名刺を渡す行為という基礎中の基礎だからこそ、どんなに社員としてのキャリアを積んでも基本通りにおこなっておき、社員としての評価を上げておきたいものです。この点、本当に気をつけましょう。