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さて、今年の目標として「資格を取る」と決めている人も多いのではないでしょうか。では、どんな資格を取っておけば今後の就職や転職に役立つのでしょう。オリンピックイヤーの今年、おすすめの資格をご紹介します。

資格は本当に必要か?

青空

まずは基本的なことに立ち返って考えてみたいと思います。それは、「資格って本当に必要なの?」ということ。もちろん、医師や教師、弁護士、税理士など資格がないとできない職業もありますが、そうでない場合、資格を取ることが就職・転職にどのように有利になるのか考える必要があります。

そして、未来の社会情勢や将来を見据えた上で取得する資格を決め、スキルアップやキャリアアップに役立てることも大切です。

資格は、自分の強みを具体的にアピールできる材料になります。例えば「公認会計士」という資格を持っている人が、ある企業の経理担当に応募したとします。すると、採用担当者は応募書類を見ただけで、経理の知識や業務に対する理解があるとわかります。その上、その資格を取得するために努力ができ、合格するスキルがあるということも同時に把握してもらえるのです。

また、起業を考えている場合にも資格は大いに役立ってくれます。ゼロからスタートするのですから、資格が社会的な信頼度を上げてくれるという訳ですね。

そのような意味でも、自分に本当に必要な資格は何か?取っておくべき資格は何か?をよく考えることはとても大切なのです。

不動の人気!簿記検定

電卓

特に福岡の求人を見てみると、圧倒的に多いのが「事務系」のお仕事。どの業界でも必要とされるため、受験する人も年間40万人以上と人気の資格です。

簿記検定は年に3回の試験実施があり(1級は年2回)、短期間の勉強で取得できることもあって、事務系の仕事をしている人は持っておいて損はありません。

3〜1級がありますが、3級でも資格取得者を評価する企業は多いです。1級合格者ともなれば、税理士試験の受験資格が得られ、かなり高度な企業会計、経営管理や経営分析まで行えるレベルとなります。

3級の合格率は50%前後、2級合格率は20%前後ですから、ハイレベルではありますが、事務系での転職にはかなり有利になるでしょう。

就職率ほぼ100%!介護系の資格

屋外にいる高齢者と女性介護士

高齢者社会が叫ばれて久しい中、やはり介護系の仕事は需要が拡大傾向にあります。資格が必要な仕事ではありますが、介護系の職に就きながら資格を取ることができます。今のところ就職率はほぼ100%と言われているので、介護系に興味があるのならばぜひ取得していただきたい資格です。

まずは、「ホームヘルパー」の資格です。3〜1級まであり、取得すると入浴や食事、トイレなど日常生活の介助から、掃除や買い物といった家事の援助を行うことができます。

介護系でステップアップするには、まずはホームヘルパーを取得して、3年以上介護業務の実務経験を積む必要があります。実務経験を積むと「介護福祉士」の資格に挑戦できます。

介護福祉士はホームヘルパーより高度な専門知識を必要とし、受験資格も介護業務経験3年以上または、厚生労働大臣指定の養成施設で高卒なら2年、大学・短大卒で1年以上の修業で取得できます。

3年以上の介護業務経験があるなら、ぜひ取得したい資格です。

そして、介護職でさらにキャリアアップしたいなら、「ケアマネージャー」や「ケースワーカー」の資格がおすすめ。介護の専門家として、社会に貢献できるやりがいある仕事です。

働くママの強い味方!保育系の資格

女性保育士と子供

少子化と言われているものの、共働き世帯は増加の一途をたどっており、保育園の待機児童問題は慢性的な社会問題ともなっています。

出産しても働く女性が増えているため、保育士やベビーシッターの需要も増えているのですね。

子どもが小学校にあがっても、学童保育に預ける人は増えているため、学童保育の指導者も求められています。

まず、保育系の筆頭として「保育士」の資格があります。国家資格なので1度取得すれば一生ものです。厚労省指定の養成学校(専門学校や短大・大学)を卒業していない場合でも試験に合格すれば取得できますが、難易度は高く総合合格率は20%程度と言われています。独学で受験するならば、それなりの対策が必要です。

今から保育士や幼稚園教諭の資格は厳しいという人は、「ベビーシッター資格認定試験」をおすすめします。法律的にはベビーシッターになるのに資格は必要ありませんが、試験に合格して「認定ベビーシッター」になっておけば、信頼度が高くなることは間違いありません。

今からでも遅くない!医療系国家資格

薬局と買い物カゴ

学歴や実務経験を問わず、誰でも受験可能な医療系国家資格が「登録販売者」です。登録販売者とは、ドラッグストアやコンビニなどで販売している鎮痛剤や風邪薬などを販売するための資格です。薬剤師のように医薬品全般を取り扱うことはできませんが、一般用薬品の第2類・第3類限定で販売することができます。

ドラッグストアなど、薬剤師が不在でも一般薬品の情報提供をして販売することができるため、近年ニーズが高まっている資格です。最近ではスーパーやホームセンター、量販店などでも一般用医薬品の販売が始まっているので、将来性のある資格といえます。

受験勉強には、通学講座や通信講座もありますが、独学での合格も十分可能です。国家資格ですので、1度取得すれば全国どこにいっても役に立つ資格ですよ!

真の国際化社会へ!TOEIC(R)スコア

外国人の男女

TOEIC(R)スコアとは、英語のコミュニケーション能力を測る世界共通の基準です。英検よりTOEICのスコアで評価する企業も多く、大学でも評価基準や単位になっているほど。

TOEICは合格という視点ではなく、スコアで評価をします。リスニング495点、リーディング495点の総合スコアがいくらかで英語能力を測るというものです。

年齢、学歴、国籍、性別などまったく関係なく、誰でも受験でき、しかも年10回も試験が実施されているというTOEIC。認知度も高いのでビジネスに英語を活かしたいという方はぜひ受験をおすすめします。

オリンピックイヤーの今年、訪日外国人のサポートをしたい人にもおすすめですよ!

新しい国家資格!将来性あるキャリアコンサルタント

手を組むスーツの男性

キャリアコンサルタントとは、就職や転職、キャリアアップしたい人に支援やアドバイスを行う専門家です。2016年に国家資格となり、厚生労働省も4年後までに10万人のキャリアコンサルタントを養成することを目標としている、今注目の資格です。

単に就職の紹介をするだけでなく、相談者の適性や経験に基づいて意欲を導き出し、課題をクリアしながら才能を開花させるといった業務も行います。

働き方が多様になりつつある現在だからこそ、就職や転職に迷う人たちの道しるべとなり、人生の節目で助言をすることは、大きなやりがいにも繋がります。

資格取得には、厚生労働大臣認定の講習を140時間受けることが必要です。相談や面談を行う心理職系の資格と比較すれば、取得しやすい国家資格といえるでしょう。

まとめ

2020年版、役にたつ資格はいかがでしたか?
新しいことにチャレンジする第一歩として、気になる資格があればどんどん挑戦してみましょう!