日本には、まことしやかに囁かれている「都市伝説」なるものが数多く存在します。真偽不明のオカルトまがいの怪談話か実話にみせかけたただのホラ話がほとんどのようです。

しかしながら、実際に耳にしてみるとその場では「バカバカしい」と思いながらも、「もしかしたら…」と、どこか気にしてしまうから厄介ですよね。

そして、就活においてもちょっと笑えない都市伝説がかなりの数流布されています。やはり若者にとって、就活時は、一生を左右するかもしれない人生の大事な岐路といえる大事な時期だけに、都市伝説化しやすいのかもしれませんね。そこで今回は、就活時にまつわる都市伝説を紹介しましょう。

美形は有利?不利?

昭和の時代は、接客業などの求人募集に「容姿端麗」という条件が堂々と掲載されていたといいます。さすがに今はそんなころはありませんが、現実には「筆記試験では合格しているはずなのに、顔とスタイルで落とされた」という女子学生の嘆きはよく聞きます。「面接でパスする化粧の仕方」なんていうハウツー本まであるほどです。面接官も人の子、ある程度見かけで判断されても仕方ないかも…

でも、有名な実話として伝わっているのが戦後を代表する大女優の逸話。この女優さん、大手銀行の入社試験を受け、成績優秀だったのに、なんと面接で不採用に。その理由が「美人すぎて周りの男子行員が仕事にならない」とのこと。これは美形が不利になったパターンですね。

本当にあるの?就活学生ブラックリスト

カードローンなどの契約時には業者間で契約NGの「ブラックリスト」が存在しているといわれますが、なんと就活中の学生版ブラックリストが各企業に回覧されている…という都市伝説も有名です。

どんな学生がブラックリストに載るのかというと、「説明会をドタキャンする」「不採用になったら親がクレームをつけてくる」「不採用企業を中傷した文章をネットに流す」などですね。確かに、企業にとっては困りもののモンスタークレーマーではありますが…

出身地と出身校への偏見

個人に対する偏見の最たるものが出身地や出身校だけで、学生の性格や趣味・嗜好まで判断されてしまうことです。

面接で「君は九州男児だから酒は強いんだろう」とか「○○大学の△△学部なら、コンパばっかりやってたんじゃないの?」なんて、いくら学生相手でも失礼な偏見ですよね。でも、受験する学生が何百人もいる企業ともなると、このような誤った先入観が面接官に引き継がれていくというのは十分あり得るといえるでしょうね。