映画が好きなら、1度は憧れる映画館でのアルバイト。映画に関わる仕事として、とても人気があります。
今回は、映画館の仕事内容や、バイトの志望動機の書き方を詳しく解説。それぞれのシチュエーション別に例文も紹介します。
最後に、応募から面接まで気をつけてほしいこともまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
映画館の仕事内容とは?
映画館の規模にもよりますが、大きな映画館ほど仕事内容は業務ごとに分かれているようです。主な映画館の仕事を紹介します。
チケット販売
映画を見に行くと、まずチケットを買いますよね。ボックス担当とも呼ばれるのが、チケット販売を担当する係です。
チケット販売以外にも、上演時間の案内や座席指定、空席の案内などをします。電話への問合せ対応もあります。
現在のチケット販売は、ネット予約や券売機によるものがほとんどですが、会員入会などの窓口を兼ねていることもあります。
フロア担当
上映時間になると、チケットのもぎりや座席案内を行います。また、上映終了ごとに、映画館内の清掃をします。
コンセッション担当
映画館内で飲食できるドリンクやフードの調理・販売を担当します。映画館や上映される映画によっては非常に混み合うこともあり、飲食店での経験者はすぐに対応できるでしょう。
ストア担当
映画のパンフレットや関連グッズなどを販売します。こちらも、人気のグッズなどでは行列ができることもあり、物販の経験などが活かせそうです。
映写担当
映画を上映するための、映像や音声、機器の調整を行います。アルバイトが担当することはほぼありませんが、映画館の核を担う仕事です。
志望動機を書くための準備
映画館でのバイトなら、映画が好きということをアピールする人は大勢います。人気が高い割に、募集が少ないバイトでもあるため、競争率が高い可能性も。キラリと光る志望動機を書くには、まず準備から始めましょう。
自分の経験
今までがんばってきたことや、経験などから、映画館でのアルバイトに活かせることを書き出してみましょう。
例えば、部活でがんばったこと、受験勉強をがんばったこと、映画を観て影響を受けたことなど、具体的に挙げてみてください。直接映画に関係なくても、採用担当者が「この人はがんばってくれそうだな」と思ってくれることが大切です。
性格面で活かせること
人と接することが好き、几帳面など、映画館の仕事内容と自分の性格面を照らし合わせて、活かせそうなことをピックアップします。
よくわからない場合は、自分の長所を書き出してみるといいでしょう。より具体的に、映画館のどの仕事に向いているか考えてみることもおすすめです。
自己分析とマッチング
「映画館によく行く」「映画が好き」という理由だけでなく、そこから「なぜ映画館で働きたいか」を考えていきましょう。
映画館でのバイトですから、映画好きが集まってくることは目に見えています。「誰にも負けないくらい映画が好き」をアピールしても、採用に繋がるとは限りません。
それよりも、映画館で働きたいと思った理由を、明確に持つことが大切です。
映画館バイトの志望動機例文
それでは早速、シチュエーション別の志望動機例文を見ていきましょう。
未経験の場合
「私がこの映画館で働きたいと思った理由は、幼い頃から家族で何度も映画を見に来た映画館だからです。
この映画館でたくさんの映画を観て、映画から多くを学びました。
このように、良い思い出を残せる映画館で働くことは、映画とともに多くの人の良い記憶に残る仕事だと思います。
アルバイトの経験はありませんが、人と接することが大好きです。また几帳面な性格なので、時間のチェックや心地良い空間にすることなどに向いていると思います」
☆ポイント☆
アルバイトの経験がないこと、得意なこと、なぜこの映画館で働きたいのかが明確に表現されていて好印象です。働く上で、どのように貢献したいかまで書けると尚よいでしょう。
経験有り・受付の場合
「私は映画が好きで、月に3回以上は映画館に足を運びます。過去に、ファストフード店でアルバイトの経験がありますが、調理よりも接客に向いていると感じました。
映画館での受付業務であれば、お客様に接して、大好きな映画のご案内やチケットの販売ができるので、最適だと思いました。映画を楽しみにして来られたお客様に、さらに幸せな気分になっていただきたいと考えています」
☆ポイント☆
どのようなアルバイト経験をして、何に向いているか自己分析しているのがいいですね。もしかしたら、受付だけではなく、コンセッション担当もできるかも?と思ってもらえそうです。
経験有り・フロア担当の場合
「私は映画に携わる仕事がしたくて、以前も映画館でアルバイトの経験があります。一通り、映画館での仕事内容は把握しておりますが、お客様が映画を観る前、そして見終わった後の表情を見るのがとても好きで、ぜひフロア担当を希望いたします。
この映画を観て、お客様はどう感じるのだろう?と考えながら、フロアの清掃をするのもとても楽しみです。アルバイトに終わらず、将来はさらに業務を学び、映写担当もしたいと思っています」
☆ポイント☆
映画館での経験があり、なぜフロア担当を希望するのかがよく書かれています。将来の希望もあり、意欲も伝わりますね。ただ「なぜこの映画館がいいのか」も入れると、もっと良くなりますね!
志望動機に書いてはいけないNG文言
「仕事が楽そう」「時給がいいから」「家が近いから」など、志望動機に書くことは望ましくありません。
また「ただで映画が観られると思った」など、映画館ならではの特典を狙った志望動機もよくありません。
志望動機とは、採用担当者が働く意欲と、続きそうかどうか、どう貢献してくれそうかを見るためのものです。そこに、「すぐに辞めそう」「特にこの仕事じゃなくてもいいのか」と想像されるようなことを書くと、悪い印象となってしまいます。
応募から面接まで、気をつけること
映画館でのアルバイトに応募する際の、履歴書送付から面接まで気をつけてほしいことをまとめました。
履歴書を送る場合のチェック項目
履歴書は黒のボールペンで手書きが好ましいです。以下の項目に気をつけて、丁寧に書きましょう。
- 誤字脱字がないか確認する
- 空欄のままの部分をなくす
- 指定の写真のサイズで正しく貼る
- 押印し忘れない
- 住所は都道府県から書く(封筒も同様)
- 学校名、会社名に(株)などの略語を使わない
- 添え状を同封する
- 封筒の表に「履歴書在中」と赤の囲み文字で書く
- 適切な料金の切手を貼る
- 封筒の裏書きに自分の住所氏名を書く
面接前日までにチェックしたいこと
面接には、服装や髪型など、面接当日では間に合わない準備があります。必ず前日までに必要なことは準備しておきましょう。
映画館で働く場合、ほとんどが制服の支給となりますが、面接での服装は清潔感を心がけてください。ジーンズにTシャツなどのあまりにカジュアルな服装や、派手すぎるファッションは避けましょう。
また、当日の持ち物は以下の通りです。前日までにチェックしてくださいね。
- 履歴書(先に送付した場合はコピー)
- 筆記用具(ペン、ノート)
- スケジュール帳
- 服装の準備(服、ヘアスタイル、爪、時計、バッグ、靴など)
まとめ
映画館でのアルバイトは、映画好きにはとても魅力的な職場ですよね!ただし、あまり募集が多いとは言えないため、狭き門となることも。志望動機でしっかりアピールして、採用を目指しましょう!