今や薬だけでなく、コスメやシャンプーなどの日用品や食料品まで販売しているドラッグストア。生活になくてはならない存在といっても過言ではありませんね。店舗数も年々増えているため、求人も増える傾向にあります。
そんなドラッグストアでのアルバイトは、扱う商品が幅広い人気のお仕事のひとつ。応募の際にどのような志望動機を書けば、採用担当者に響くのかを踏まえながら、志望動機の書き方と例文を紹介していきます。
ドラッグストアの仕事内容
志望動機を書くには、仕事内容を把握していることが大切です。ドラッグストアの主な仕事内容は、以下の通り。
- 接客
- レジ業務
- 品出し
- 商品棚卸し
- 発注
- 売場づくり
- 清掃 など
仕事に慣れてくれば、商品の発注や売場づくりなど、責任ある仕事を任されることもあります。
基本的にはスーパーでの仕事によく似ていますが、違いは「医薬品」を取り扱っていること。高校生や大学生、未経験歓迎の求人も多いですが「医薬品」は資格を持っていないと販売することができません。
アルバイトが担当するのは、医薬部外品、日用品、食品などで、医薬品を販売するには、薬剤師か登録販売員に案内を依頼しなければなりません。
ドラッグストアの多くは、アルバイトでも社員割引を利用して商品を購入できるようになっています。化粧品や日用品などのサンプルをもらえたり、必要な商品を割安で買えたりするため、メリットの大きいアルバイトですね。
志望動機を書くための準備
志望動機を書くには、いきなり書き始めようと思わないことです。書くための準備をしっかりすれば、何を書けばいいのか自然にわかってきます。ぜひトライしてみてください。
自分の性格から考える
ドラッグストアの業務は、接客がメインとなります。人と話すのが苦にならない、明るい性格、笑顔で対応できるなど、コミュニケーション能力がある人は大いにアピールできます。
また、多岐に渡る商品を扱っているため、商品に対する興味や知識などもあるとよいでしょう。ただし、最初から知識はなくても、学ぶ姿勢があれば大丈夫。コスメや日用品が大好きで新商品は必ず試すなど、普段から好きでやっていることでも独自性のある志望動機に繋げることができます。整理整頓が好き、几帳面できれいに並んでいるのが好きなどの性格も向いていると言えます。
自分の経験から考える
オリジナリティのある志望動機を書くために、まずは自分の経験から上記のドラッグストアの仕事内容に役立つことがないか考えてみましょう。
ドラッグストアで働く上で、薬剤師や登録販売員の資格があればかなり有利になります。
スーパーやコンビニでのアルバイト経験も大きな武器になるでしょう。
未経験であっても、ドラッグストアに行ったときに「自分だったらこうする」などの視点があるのもいいですね。ドラッグストアで実際にあったスタッフとのやりとりで、好印象なことも働きたいと思った動機になります。
考えたことを書き出してみる
性格面・経験から考えたことは、パソコンやノートなどに書き出してみましょう。書き出すことで自分自身を俯瞰でき、何と何を繋げて志望動機にすれば良いのか見えやすくなります。
このように自己分析することは、今回のアルバイト応募だけでなく、今後の就職活動などにも必ず役に立つのでやってみてください。
採用担当者は志望動機のココを見る!
履歴書の志望動機欄は、応募者が「この職場で働きたい」という熱意を伝えるためのものです。では、採用担当者は志望動機で何を見ているのでしょうか?それは、
- この職種を選んだ理由
- この職場を選んだ理由
- 貢献できそうか?
- 長く続けられそうか?
というポイントを見ています。これらのポイントをしっかり織り交ぜながら志望動機を書くことで、採用担当者が知りたいことを伝えられるようになります。
単に「ここで働きたい!」という熱い思いをぶつけるばかりでは好印象の志望動機にはならないので、ポイントを抑えた書き方を意識しましょう。
【例文】ドラッグストアに応募する際の志望動機
ここでは、未経験者の場合と経験ありの場合の例文を紹介します。例文を参考にして、自分なりのオリジナルの志望動機を書きましょう。
未経験者の場合
自宅が近所なので、化粧品や日用品、薬などを購入するのによくこの店舗を利用していました。コスメに興味があり、将来は化粧品メーカーに就職したいため、多くのコスメブランドを扱っており、コスメカウンターもあるこちらのドラッグストアで働きたいと思いました。
アルバイトは未経験ですが、人と接することが大好きで、お客様とコスメや日用品の話をできるのが楽しみです。日用品や医薬部外品にも興味がありますので、商品についても勉強したいと思っています。家が近いので通いやすく、シフトにも多く入れると思います。
☆ポイント☆
未経験ですが、大好きなことを仕事にしたい、将来コスメ関係の仕事に就きたいということから、採用担当者にしっかりアピールできていますね。家が近いことも印象を悪くすることなく伝えられています。
経験者の場合
私は高校時代にドラッグストアでアルバイトをしたことがあります。大学では薬学部に進学し、将来は薬剤師を目指しています。少しでも多く医薬品の知識を増やし、触れたいと思い、アルバイト先に薬剤師が在籍している御社を選びました。
先輩薬剤師が実際にどのように働いているのかを、一緒に働いくことで学びたいですし、大学が長期の休みには土日にもシフトに入り店舗業務のことも学びたいと思っております。
☆ポイント☆
高校時代にアルバイトの経験があり、まさに薬剤師を目指しているのは強力なアピールポイントですね!なぜこの店舗かということも明記されていて、働く意味と意欲を感じます。
志望動機に書いてはいけない!NG文言とは
「時給が高い」「仕事が簡単そう」という文言を志望動機に書くことは好ましくありません。例えそれが本当のことであっても、採用担当者はこの志望動機を見て好印象をもたないでしょう。
「時給が高い」という志望動機しか思いつかなくても、「生活費だけでも両親に入れたい」「夢を追いかけるための資金にしたい」など、働く意欲に繋がる志望動機に変換できないか考えてみましょう。
大切なのは、働きたいという意思と、しっかり続けられそうかという意欲を見せることです。
応募から面接まで気をつけてほしいこと
ドラッグストアは、医薬品を扱う場所でもあるため、スーパーやコンビニのアルバイトより清潔感や身だしなみにルールがあることが多いです。履歴書からもどのような性格であるかが読み取れますので、まずは履歴書の書き方や送付の仕方からチェックしましょう。
履歴書は送付する場合も、面接で提出する場合も、コピーを取り、面接にはコピーも持って行きます。
【履歴書のチェックポイント】
- 誤字脱字がないか
- 空欄のままの部分がないか
- 写真のサイズ、貼り方は正しいか
- 押印しているか
- 住所は都道府県から書いてあるか(封筒も同様)
- 学校名、会社名に(株)などの略語を使っていないか
- 添え状は同封したか
- 封筒の表に「履歴書在中」と赤の囲み文字で書いたか
- 適切な料金の切手を貼ったか
- 封筒の裏書きに自分の住所氏名を書いたか
【面接時の服装】
ドラッグストアのアルバイトでは、私服にエプロンで働くことが多いです。品出しなどもあるため、動きやすい服装ではありますが、医薬品やベビー用品なども取り扱っているため、清潔感は大切にしましょう。
面接時にスーツなど着用する必要はありませんが、白やベージュなど明るく無地のシャツにきちんとアイロンをかけ、シンプルなチノパンなどを合わせましょう。スカートの場合は短すぎず動きやすさを意識して。
ヘアスタイルや爪、アクセサリーもできる限りシンプルで清潔感のあるものにしてください。
薬局として訪れるお客様もいることを忘れずに、ふさわしい服装で臨みましょう。
まとめ
ドラッグストアは店舗も増えており、求人も増加傾向にある人気のアルバイトです。ドラッグストアの特性と、自分の経験や性格をよくマッチさせ、採用担当者に響く志望動機を書いてくださいね!
求人サイト「はたらくぞドットコム」ではドラッグストアの求人が掲載されていることも。
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