待ちに待った学生生活が始まり、学校にも新しい生活にも慣れてきた頃でしょう。そろそろアルバイトをはじめてみようかな?と思っている学生さんも多いのでは?
そこで今回は、初めてのアルバイトで準備したいことや、知っておきたいマナー、アルバイトの選び方、学生に人気のアルバイトなどを紹介します。
最後に、アルバイトをする前に知っておいていただきたいポイントもまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
アルバイトをはじめる際の準備
アルバイトをはじめたいと思っても、初めてだから何から手をつけたら良いのかわからない人もいるでしょう。そこで、アルバイトをはじめるまでの流れと、働く前までに身につけておきたいことを紹介します。
アルバイトをはじめるまでの流れ
アルバイトを開始するまでの流れは、以下の通りです。
(1)アルバイトを探す
まずはアルバイトを探しましょう。求人サイトやフリーペーパーなど、求人はさまざまなところに出ています。自分がどのようなバイトをしたいか、職種や時給、勤務地などの条件も考えながら、多くの求人票を見てみましょう。
(2)応募する
ここで働いてみたいと思う求人が決まったら、早速応募します。アルバイトの場合、まずは電話で応募することが多い傾向にあります。また面接はいつがいいか聞かれるので、メモやスケジュールがわかるものを準備しておきます。
(3)履歴書を書く
履歴書を書くのも初めてかもしれませんが、書き方やマナーがわからなければ、インターネットで検索などして調べましょう。履歴書をきちんと書くことは、将来の就職活動にも役立ちます。
(4)面接に行く
履歴書を持参して面接へ行きます。リクルートスーツなどを準備する必要はありませんが、どのような職種であっても最低限のマナーを守り、清潔感を意識した服装や身だしなみで臨みましょう。
バイトデビューまでに身につけておきたいこと
学生のバイトとはいえ、働くことは簡単なことではありません。上司や先輩に対する言葉づかいや態度も、失礼のないよう心がけましょう。接客なら尚更、言葉づかいや身だしなみに気をつける必要があります。きちんとした敬語で話せるようになっておきたいですね。
また、遅刻や無断欠勤は非常に多くの人に迷惑をかけることになります。アルバイトだからと軽く考えず、きちんと前もって連絡を入れるようにしてください。
初めてのアルバイト選び・学生に人気のアルバイトは?
初めてのアルバイトを選ぶとき、何を基準に選ぶと良いのでしょうか?また、学生に人気のアルバイトも紹介します。
アルバイトを選ぶポイント
アルバイトを選ぶ基準は、自分なりに持っていると選びやすくなります。基準にしたい条件をまとめました。
- 通いやすさ:家から近い、通学の途中にある、学校に近いなど、通うことが面倒でないことはバイトを続ける上でも重要なポイントです。交通費が出る場合でも、上限があることがほとんどなので、楽に通えるかどうかはしっかりチェックしておきましょう。
- 時給:アルバイトをする目的は、大抵の場合お金を稼ぎたいからです。時給の高いアルバイトなら、同じ時間働いても効率よく稼げますよね。ただし、時給の高いアルバイトは特別なスキルが必要だったり、キツい仕事だったりする上に、競争率が高いことが考えられます。
- シフト:学業との両立を考えてアルバイトのシフトを考える必要があります。募集している時間帯が、学校のある時間と被っていたら働けませんので、求人で募集している時間帯をよく見ておきましょう。
- 将来性:近い将来、就職活動をすることを考えて、少しでも有利になりそうなアルバイトを探すのもひとつの方法です。例えば、将来は営業職になりたいのであれば、接客業を選ぶなど。目指す業界に共通項がある、もしくはその業界そのものでアルバイトを探すというのも良いでしょう。
学生に人気のあるアルバイト
学生に人気のアルバイトを、分類して紹介します。
【初心者向き】
- コンビニ
- スーパー
- ドラッグストア
- パン屋・ベーカリー
- 書店 など
レジ打ち、接客、品出し、清掃などがメインの仕事となるこれらのアルバイトは、初心者でも初日からできることがあり、一度覚えればすぐに慣れていくので、アルバイトがまったく初めてという人に向いています。店舗数も多く募集自体も多いこと、夕方から夜にかけてのシフトがあることで、学業との両立もしやすいでしょう。
【飲食店での接客】
- カフェ
- ファストフード
- ファミレス
- 居酒屋 など
これらの飲食店はチェーン店が多いため、業務内容がマニュアル化されていて基本的な接客が身に付きやすいアルバイトです。注文を取る、レジ、接客などが中心の業務ですが、厨房での皿洗いや片付け、調理補助などを任されることも。また学生のアルバイトが多いので、なじみやすい環境でもあります。
【趣味を活かす】
- カラオケ店
- 映画館
- ガソリンスタンド
- ボーリング場、ゲームセンター、遊園地 など
カラオケが好き、映画が好き、ゲームが好き、車が好き…など、趣味と実益を兼ねてアルバイトをするのもおすすめです。好きな場所で働けることもそうですが、仕事をすることで業界の裏事情などを知る機会にもなります。
【学生を武器にする】
- 塾講師
- 塾のチューター
- 家庭教師
現役の学生であることを武器にして、勉強を教えることでアルバイトができます。偏差値の高い大学の学生であれば需要は高く、一般的な学生アルバイトと比較しても時給は高い傾向にあります。
ただし、生徒の学力を伸ばすこと、保護者とのやり取りも自分の責任ににおいてする場面が多くなります。
【短期・単発のバイト】
- 交通量調査
- 試験監督
- 採点
- 郵便局の年賀状仕分け
- お歳暮やお中元など繁忙期の販売・受付
- 引越し(繁忙期のみ)
- イベントスタッフ など
その時だけ人手がいる場合の単発、または短期のアルバイトも初めての人に向いています。短期の仕事なので挑戦しやすく、仕事内容も単純作業が多い傾向です。まずは短期のアルバイトからはじめてみるのも良いでしょう。
学生が知っておきたいポイント7つ
アルバイトをする前に、学生のみなさんに知っておいていただきたいことが7つあります。働く上でとても重要なことなので、確認してくださいね。
①労働条件の確認
アルバイトであっても、労働条件は働く前にしっかり確認しておきましょう。雇用主に希望すれば、メールなどで労働条件通知書をもらえます。もらった通知書は大切に保管してくださいね。
②給与の支払日を確認
バイト代は、原則的に毎月決められた日に全額支払うこととなっています。支払日が遅れる、全額もらえない場合には「労働基準監督署」に相談しましょう。
③残業手当は出る
アルバイトであっても残業手当は出ます。残業をお願いされた場合のために覚えておきましょう。
④条件を満たせば有給休暇が取れる
アルバイトでも「6ヶ月以上の継続勤務」「所定労働日の8割以上出勤している」ことの両方を満たしていれば、有給休暇が取れます。
⑤仕事中のケガには労災保険が使える
雇用形態に関係なく、労災保険はすべての労働者に適用されます。
⑥会社都合で勝手に解雇はできない
アルバイトへの解雇通知は少なくとも30日以上前に予告をすることと定められています。正当な解雇理由がなければ、会社都合で勝手に解雇することは違法になります。
⑦困り事は総合労働相談コーナーに相談する
労働する上で困ったことがあれば、総合労働相談コーナーに相談してみましょう。詳しくは厚生労働省の「学生アルバイトのトラブルQ&A」を参照してください。
まとめ
初めてのアルバイトは、選ぶところから迷いますよね。学生生活を左右する大切なアルバイトですから、後悔のないようにしっかり選びましょう。初めてアルバイト探しをするなら、お祝い金がもらえる“はたらくぞドットコム”を活用してくださいね!