働き方改革が進む中、休日の過ごし方は以前にも増してスポットが当てられるようになりました。できるビジネスパーソンは、休日の過ごし方も学ぶべきところがあるようです。
就活の面接でも質問されることの多い休日の過ごし方。有意義に過ごすためのコツや、面接で聞かれた場合の理想的な応答の仕方などをまとめました。
休日を充実させて、仕事もプライベートも豊かなものにしましょう。

休日の意義

休日とは労働基準法において、労働契約上で労働の義務がない日のことを指します。厚生労働省では「使用者は少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」と定めており、雇用者が守らなければ法律違反となり罰せられます。法律で定められている休日ですが、休日の意義とは何か改めて考えてみましょう。

参照元:厚生労働省 「労働時間・休日」

オン・オフの切替え

休日は労働義務のない日ということから考えれば、休日があることによって「オン」と「オフ」が切り替えられることになります。
一般的に日曜日は休日ですが、日本では明治時代に七曜が導入されるまで「休日」という概念がなかったとされます。

江戸時代からすると生活様式も大きく変わったわけですが、休日があることによってオンとオフが切り替わり、メリハリのある生活ができるようになりました。

自己投資

休日にはジムで身体を鍛えたり、ジョギングをしたりと、身体を動かす人も多いでしょう。また資格取得のための勉強や読書などに時間を使う人もいます。休日にはサウナやエステ、美容室など、健康や美容のために使っているという人もいるでしょう。

このように休日を自分の自己投資に使うと、仕事にもプライベートにも活かすことができます。

好きなことや趣味

映画や音楽、ヨガ、絵画、俳句など、好きなことや趣味をして休日を過ごす人も多いです。休日に楽しみがあるからこそ、仕事もがんばれるというものでしょう。
好きなことをやっていたら副業ができるほどの腕前になる可能性もあります。

リフレッシュして仕事へ活かす

休日を活かしてリフレッシュすれば、仕事へのモチベーションも上がり仕事へ活かすことができます。松下幸之助氏がいち早く週休2日制を取り入れたのは有名な話ですが、休日を増やしたことでより社員からのアイデアが活発に出たという逸話もあります。
企業としては本来、休日の意義はここにあるといって良いでしょう。

みんなはどう過ごしてる?休日の過ごし方アンケート

他の人がどのような休日を過ごしているのかをみていきましょう。20〜80代、1000人の男女を対象に行ったアンケートから検証してみます。

※参照元:PR TIMES「あなたはどう過ごす?休日の過ごし方について!【1000人アンケート】」

休日の過ごし方

「どのように休暇を過ごすことが最も多いですか?」という質問に対する回答は以下の通りです。

  • 1位:家事をする(16.8%)
  • 2位:買物・ショッピング(13.4%)
  • 3位:ゴロゴロ、ぼーっとする(12.4%)
  • 4位:テレビ・動画・映画をみる(11.0%)
  • 5位:趣味(10.6%)
  • 6位:掃除(8.1%)
  • 7位:ドライブ(2.6%)
  • 8位:本・漫画を読む(2.5%)
  • 9位:ゲームをする(2.4%)
  • 10位:遠出をする(2.2%)

仕事のある日は忙しいため、溜まった家事を休日に行う人が多いようです。10位以下は副業、運動・スポーツ、友人と会う、サークル活動、温泉・サウナに行くなどがありますが、約半数の人が1位〜6位までのことをして過ごしているようです。

休日を誰と過ごすか?

では休日を誰と一緒に過ごしているのでしょうか?誰と過ごすかによっても何をするかが異なってくるようです。

  • 家族……51.9%
  • 一人……23.9%
  • 配偶者……13.7%
  • 友人……2.5%
  • 恋人……1.6%
  • 趣味・サークルの仲間……0.9%

約半数が家族と過ごすと答えました。続いて多いのは一人で、友人や恋人、仲間などと過ごす人は少数派のようです。

休日の予定は立てる?

「休日に入る前に、休日の予定を立てておきますか?」という質問は、以下のような回答になっています。

  • あまり予定を立てない……35.8%
  • 予定を立てておくことが多い……30.9%
  • ほとんど予定を立てない……21.4%
  • 毎回予定を立てておく……11.9%

予定を立てておく人、毎回予定を立てる人を合わせると42.8%となり、計画的に休日を過ごそうとしている人も多いようです。

できるビジネスパーソンは休日をどう過ごしている?

「優秀なビジネスパーソン」を「年収が高い人」として調査した結果から、できるビジネスパーソンが休日をどのように過ごしているかみていきましょう。

生活リズム

休日にも「平日と同じ時間に起床し、同じ時間に就寝する」と答えた人のうち、最も多かったのは年収が2000万円以上のビジネスパーソン。

一方で「ダラダラ過ごす」のが最も多かったのは500万円台で27.0%、続いて800万円台の22.5%でした。ちなみに2000万円以上の人がダラダラ過ごすのは19.5%で、年収が高いほど休日はいつも通りに起き、寝過ぎたり夜更かししたりしていないことになります。

計画性

休日にまとまった運動時間を確保しているのは、年収が高い人ほど多い結果となり、年収2000万円以上では32.7%でした。休日に勉強していると答えたのも、年収が高いほど多い結果に。

つまり生活リズムを崩さず、計画的に休日に運動したり勉強したりしている人は、総じて年収が高いことになります。

※参照元:PRESIDENT Online 「休日時間」の過ごし方は年収と関係するか

休日を有意義に過ごすためのコツ

これらのアンケート結果により見えてくる有意義な休日の過ごし方は、以下の3つです。

  • 計画を立てる
  • いつも通りの時間に起床・就寝
  • 身体を動かす

仕事で疲れ切っているから、休日くらいゆっくり寝たいという気持ちはわかります。しかし普段より長く寝るほど夜更かしをすることになり、週の頭から寝不足に陥る悪循環が生まれます。寝溜めは「時差ボケ」と同じ症状となるため、長く寝たとしてもいつもより90分の範囲にしましょう。お昼寝をする場合も同様です。

またダラダラ過ごして1日が終わってしまわないよう、計画を立てると良いでしょう。身体を動かすと、完全に休養するより疲労回復が早いともいわれているので、散歩や筋トレなどをするのがおすすめです。

面接で休日の過ごし方をきかれたら?

面接では休日の過ごし方をきかれることがあります。合否を左右する重要な質問であるため、質問に対応できるよう備えておきましょう。

なぜ休日の過ごし方を質問されるのか考えてみよう

企業は本当にあなたが休日に何をしているのかを知りたい訳ではありません。この質問には、人柄や性格を知るための重要な意図があるのです。

過ごし方で優劣をつけるのではなく、何をしているかで人柄を判断し、自社にマッチするかを見ています。オンオフの切替が上手いか、自分なりのストレス発散法を持っているかなども企業が知りたいポイントでしょう。

どう答えればいいの?

正解の答えはないので難しいところですが、ポイントは「結論から答える」ことです。例えば「休日には〇〇をして過ごすことが多いです」など。
詳細な内容は結論を言った後に付け加えてください。企業が知りたいのは人柄や性格なので、それらが伝わるエピソードを交えましょう。

例えばテニスをやっているのであれば、いつから続けているのか、中・高時代の実績、今は誰とやっているのか、継続したことによって得たものは何かなどを盛り込むと良いです。

まとめ

休日の過ごし方で仕事へのモチベーションも変わり、年収アップにも繋がる可能性があります。自分の休日を振り返り、見直してみてはいかがでしょうか?
休日が充実すると、仕事もプライベートも楽しくなってきそうですね!
はたらくぞドットコムは、休日など条件検索も充実しています。ぜひ活用してください。

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