春から夏にかけて、飲食・サービス業や軽作業などのアルバイト・パート採用が高まります。
未経験でも始めやすい飲食・サービス業ですが、どのような仕事内容なのでしょうか。またこの業界に向いている人の特徴も解説します。
さらに自分に合った仕事の見つけ方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
飲食業・サービス業とは?
飲食・サービス業に向いているかどうかを考えるために、まずは飲食・サービス業がどのような仕事なのか説明します。
飲食業とは?
レストランやカフェ、ファストフード、居酒屋、ラーメン店、バーなど、飲食店にはさまざまな種類があります。さらに全国的なチェーン店から個人経営店まで業態もさまざまです。
ここでは一般的なファミリーレストランを例にとって、飲食業の仕事内容を説明します。
【ホールスタッフ】
お客さまを席まで案内し、注文を取ったり出来上がった料理やドリンクを運んだり、会計をしたりする接客の仕事です。コロナ後はモバイルオーダー(セルフオーダー)が増えており、注文を聞きに行くことは減りましたが、お客さまと直に接する機会は大いにあります。
お客さまにとってはホール担当の印象で決まるといっても良いほど、お店にとって重要な仕事となります。
【キッチンスタッフ(調理)】
キッチンで食材の仕込みから調理、盛り付けなどを行います。食材の仕入れや在庫管理なども任されることがあります。
直接お客さまとふれ合うことは少ないですが、お店の味を担う重要な役割です。
【マネジメント(店長など)】
個人店なら自分のお店で店長となりますが、チェーン店の場合には店舗の責任者として売上管理、スタッフ管理、シフト作成、マニュアル作成、備品管理などを行います。
ホールやキッチンの人材育成も大切な仕事です。お店の運営責任者であるため、円滑に経営するためのマネジメント力が求められます。
サービス業とは?
「サービス業=接客業」とイメージがありますが、サービス業とは物品ではなくサービスを提供する業務をされており、その領域は非常に幅広いです。
商業や小売り業、宿泊、金融、医療、教育、運輸、情報通信、不動産など多種多様な業種があり、公務員も広義ではサービス業に含まれます。
サービス業は「形のない商材を人に届けて貢献する」という業種ですが、サービスを提供するお客さま相手の仕事であるという意味では飲食業とも大きく繋がりがあります。
飲食・サービス業に向いているのはこんな人!
飲食業、サービス業の仕事を見てみると、意外な共通点があることに気がつきます。どのような人が飲食・サービス業に向いているのかみていきましょう。
人と接することが好き
飲食業やサービス業に限りませんが、仕事では必ず人と接する機会があります。しかしながら、飲食やサービスはお客さまあっての仕事なので、特に人と接する機会が多い仕事といえます。
お客さまに気持ち良く食事を楽しんでもらったり、サービスを提供したりするには、コミュニケーション能力が大切です。楽しんでいただこう、役に立ちたいというサービス精神で人と接することができる人が向いているといえます。
臨機応変に対応できる
飲食店やサービス業ではお客さまへのサービス提供をするため、他の部署のスタッフとチームワークで仕事をしています。チェ-ン店などではマニュアルがある場合がありますが、相手もスタッフも人なのでマニュアル通りにいかないことは多々あります。
想定外のことが起こったとしても、臨機応変に対応できる人は、飲食店やサービス業に向いているでしょう。またその対応がお客さまに喜ばれ、ファン作りにも重要になってきます。
提供しているものが好き
飲食業ならお店の料理やお酒、サービス業ならその会社が提供しているサービス内容などが好きな人は、その仕事に対するモチベーションを保ちやすくなります。
自分が好きなことをお客さまへ提供するため、自然に仕事が楽しいと思えるようになるでしょう。
相手の立場で物事を見ることができる
飲食業もサービス業もお客さまを喜ばせることが大切です。そのためには、相手の立場に立って物事を考え配慮する必要があります。
お客さまが求めていること、して欲しいことに素早く気づき、動けることができる人は、高いおもてなしの精神があり、飲食業やサービス業に向いています。
チームワークが得意
飲食業もサービス業もチームワークが大切な仕事です。チームでそれぞれの役割を果たし、お客さまへ食事やサービスを提供します。
自分の役割だけでなく、他の部署のスタッフとの連携も考えて動ける人はそれだけ仕事も速く、結果的にお客さまに喜んでもらえることに繋がります。
店長やリーダーなどの役割になると人を育てることも仕事のうちとなるため、スムーズなチームワークが得意な人は将来マネジメント職になれる可能性もあるでしょう。
英語など外国語が得意
昨今はインバウンドの影響で外国人も多く、特に飲食店や小売り業、宿泊業などでは外国人のお客さまに接客する機会も多くあります。
英語をはじめ、中国語や韓国語などが得意であれば、外国人のお客さまとも積極的に接することができ、ほかのスタッフを助けることもできます。
また外国語を話す機会も豊富なので、自身の外国語の勉強にもなります。
自分に合う飲食・サービス業の見つけ方
飲食・サービス業は前述したように幅広い業態や業種があります。漠然と飲食店でアルバイトを探しても、本当に自分に合ったものは見つかりません。自分に合った仕事で、かつ将来にも活かせる仕事の見つけ方を紹介します。
自分で足を運んでみる
インターネットなどで働きたいお店などが見つかったら、まずは自分で足を運んでみましょう。飲食店であれば、そのお店の接客をお客さんとして体験し、料理やお酒を味わうことで、自分が働くイメージが付けやすいでしょう。
働いている人にたずねてみる
実際にそこで働いている人の声を聞いてみるのが1番リアルです。先輩や同級生などに、バイト先の情報を聞いてみましょう。
仕事なので当然ながら良い面ばかり聞けるとは限りませんが、「自分が働く」という視点を持って聞いてみてください。
求人サイトで探す
さまざまな求人サイトがありますが、特に飲食・サービス業に強い求人サイトの情報をよくみてみましょう。詳しい仕事内容が説明されているか、どのような職場の雰囲気かなど、できる限り細かい情報が得られることが望ましいです。
良いなと思う求人情報があれば、実際に客としてたずねてみることをおすすめします。
まとめ
飲食・サービス業は、お客さまに食事やサービスを提供して満足してもらう仕事です。未経験からでも始めやすいので、初めてのアルバイト・パートにもおすすめできます。想像以上に幅の広い仕事なので、接客が苦手と思っていても向いている仕事がある可能性はあります。
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