アルバイトやパートを探していると「軽作業」という仕事をよく目にします。軽作業とはどのような仕事なのでしょうか。
この記事では軽作業の仕事内容や仕事の種類を紹介します。また軽作業のメリット・デメリットや向いている人の特徴も解説。
これから夏にかけて軽作業の採用が増えるので、気になっている人はチェックしてみてください。
軽作業の主な仕事内容
軽作業といっても、さまざまな仕事があります。自分に向いているのはどの仕事かを把握するためにも、どのような仕事があるのかみていきましょう。
ピッキング作業(梱包・仕分け・検品など)
基本的に倉庫内での仕事です。注文書や伝票に書かれている商品を倉庫の中から探して集めるのが主な仕事ですが、ベルトコンベアで流れてくる商品をピックアップすることもあります。
軽作業の中では比較的力がいらない仕事であり、商品を探す際に適度に動くため女性にも人気の高い仕事です。
最初は広大な倉庫内で商品を探すのに苦労することがありますが、どこに何があるか把握してしまえば問題ありません。
ラベル・シール貼り
商品にラベルやロゴマークなどのシールを貼る作業です。場所を選ばないため事務所での作業や、場合によっては自宅でできる作業もあります。
あまり体力も要しないため女性に人気の仕事ですが、シールを歪まずに貼ったり、ゴミやホコリが付かないよう気を使ったりする必要があります。
商品管理(検査・点検など)
工場で製造・加工された商品に不良品や傷、破損などがないかをチェックする仕事です。食品であれば異物の混入がないか、衣料品であれば糸のほつれがないかなど、検査をする作業となります。
商品管理は、企業や工場が確かな製品を作っているかという信頼性に関わる重要な分野です。正規品とエラーを判別する正確さやスピードが求められます。
組立て・加工
部品を組み立てる作業を行います。基本的には工場でのライン作業(流れ作業)で、組み立てるものは大きなものから小さなものまでさまざまです。
一般的には組立て図面などのマニュアルがあるため、指示通りに組み立てます。製品すべてをひとりで組み立てるというより、製品の組立ての一部を担うので単純作業になります。
覚えやすい仕事なので未経験でも取り組みやすい仕事です。
運搬・搬入
商品などを指定された場所へ運搬したり搬入したりする仕事です。運び方はさまざまですが、台車を使って運んだり、免許があればフォークリフトで運んだりすることもあります。
仕事の場所もさまざまですが、工場やターミナル、港など物流のベースとなっている場所での仕事が多いです。
特にフォークリフトの免許があれば重宝されるでしょう。
軽作業のメリット
軽作業の仕事内容がわかったところで、メリットについてみていきましょう。
未経験から働ける
軽作業の仕事内容は、ほとんどのものが覚えやすく単純作業です。特別な実績や資格も必要ないため、未経験であっても働きやすいメリットがあります。
フォークリフトなどあったら有利な資格はありますが、基本的には未経験から挑戦しやすい仕事といえます。
仕事を覚えやすい
比較的簡単で単純な作業が多いため、すぐに仕事に慣れることができます。最初は難しく感じても、同じことを繰り返すので覚えやすく、慣れるとスムーズに作業できるようになります。
接客がない
軽作業の仕事はほとんどの場合ひとりで黙々と作業することが多く、お客さまが来る環境でもないため接客がありません。作業自体もみんなで行うというより、ひとりで行うことが多いので、職場の人とのコミュニケーションも必要最低限となります。
接客がない仕事を探している、人とのコミュニケーションが苦手という人でも無理なく働きやすい環境です。
短時間労働、Wワークがしやすい
軽作業は短時間での勤務や働く日数が少なくてもシフトに入れるという特徴があります。そのため、週2〜3日、3時間ずつなど自分の空いた時間で働くことができます。
学生や主婦で空いた時間に働きたい人や、Wワークをしたい人にもおすすめです。
服装自由が多い
基本的に接客がないため、服装やヘアスタイルなど自由な職場が多いです。作業を行いやすい服装が望ましくはありますが、ヘアスタイルやヘアカラー、ネイルの有無などあまり厳しくないといえます。
軽作業のデメリット
軽作業にはメリットもありますが、デメリットもあります。デメリットもよく考慮して自分に向いているか判断しましょう。
仕事が短調
軽作業の仕事は簡単なものが多く、覚えやすいのがメリットではありますが、反面同じことの繰り返しで単調な作業となります。単調なことをずっとやり続けるのが好きなら良いのですが、黙々と同じことの繰り返しが苦手な人には辛く感じるかもしれません。
仕事によっては体力が必要
軽作業にはさまざまな仕事がありますが、体力が必要な仕事もあります。例えば運搬や搬入などで重い荷物を運んだり、ピッキングで倉庫の中を歩き回ったりと、慣れるまで体力的にきついと感じることもあるでしょう。
逆に体力に自信があるなら、積極的にそれらの仕事を選ぶという方法もあります。
勤務地が不便な場所にあることも...
軽作業の仕事場所は、工場や倉庫の場合があります。工場や倉庫はある程度広い面積が必要なため、駅周辺など繁華街からは遠い場所にあることが多いです。
仕事場が郊外にあることが多いので、通勤可能かどうか、送迎バスなどの有無を確認しておきましょう。また車やバイク、自転車での通勤が可能かも確かめてください。
軽作業に向いているのはこんな人
軽作業の仕事内容やメリット・デメリットをみてきましたが、軽作業に向いている人の特徴をまとめました。
集中してコツコツ行う作業が得意
軽作業の仕事内容も幅が広いですが、女性や高齢者でもできる仕事があり人気があります。シール貼りやラベル貼り、検品など体力が必要ない軽作業なら、単調な仕事を黙々と行うことになります。
1人で集中してコツコツと作業を行うのが得意という人は、このような軽作業に向いているといえるでしょう。
接客や人とのコミュニケーションもあまり必要ないため、対人が苦手な人もストレスなく働けます。
指示を守って正確に作業できる
軽作業は同じ作業を繰り返し行うことが多く、長時間になると注意力が低下してミスが多くなることがあります。組立てなどは指示を守ることや正確性が求められるため、几帳面な性格の人は向いているでしょう。
体力がある
軽作業の中でもピッキングや運搬、搬入の仕事は、長時間動き回ったり、重い荷物を持ったりすることがあります。じっと座っているのは苦手だけど体力に自信があるという人は、これらの軽作業がおすすめです。
短時間でも働きやすいので、身体を動かして仕事がしたい人にはぴったりの仕事でしょう。
まとめ
軽作業は未経験から始めやすく、短時間でもシフトに入りやすいのが特徴です。仕事内容も覚えやすく、接客もほとんどないのでコミュニケーションが苦手な人でも働きやすいといえます。
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