テレビや新聞が衰退し、インターネットが主流となっている昨今では、広告・宣伝の仕方も大きく変化しました。求人の中でも人気の高いSNS運用・Web広告運用の仕事。興味はあるけれど、仕事内容もわからないし応募するのが不安という人もいるのではないでしょうか?
今回は、SNS運用・Web広告運用の仕事内容を紹介します。また仕事のメリット・デメリットや向いている人の解説をしながら、マーケティングスキルを身につけた場合の将来性をまとめました。
SNS運用やWeb広告運用に興味がある人は、参考にしてみてください。

SNS運用・Web広告運用の仕事とは?

まずはどのような業務があるのか知っておきましょう。現時点ですべてできる必要はありません。

SNS運用

個人アカウントでSNSをやっている人は多いでしょう。その企業版を運用する仕事ということになります。
企業の業種や商品にもよりますが、企業のSNS運用では自社の認知を拡大し、集客や販促、顧客交流などを目的にSNSを運用します。
多くの商材がある企業では、商材やブランドごとにアカウントを運用している場合もあります。

Web広告運用

広告といってもさまざまな手法がありますが、Web広告は、WebサイトやSNS、スマートフォンアプリなどのメディア媒体へ広告を出し、レスポンスや分析、レポーティングなどを行う仕事です。
SNSの中にも広告が入ってくるのをよく見かけますが、これもWeb広告のひとつです。SNS運用と似ていますが、広告はアカウントを活用せず広告を出稿する点で違いがあります。

テレビや雑誌など、1度出稿すると広告内容を自由に変更できないのに対し、Web広告は出稿中であってもユーザーの反応を見ながら内容を変えることができるのが大きな特徴。
このような広告を「運用型広告」と呼び、リスティング広告やDSP広告、SNS広告などが代表的です。

マーケティングとの関係

マーケティングとは、商品を効率的に売るためのシステムを作ることといえます。
具体的には、ユーザーのニーズを探るための市場調査・分析を行い、それらに最適な商品企画・開発をし、開発した商品を広く認知させるための広告宣伝活動やプロモーションを行うことです。

SNS運用もWeb広告運用も、マーケティングの一部に含まれており、マーケティングの手法を大いに活用する仕事となります。

SNS運用・Web広告運用のメリット・デメリット

SNS運用・Web広告運用の仕事のメリット・デメリットとは何でしょうか。メリットだけでなくデメリットも見ることで、自分に向いているかどうかを判断しましょう。

SNS運用・Web広告運用のメリット

SNS運用・Web広告運用の仕事はマーケティングも含んだ、企業にとっては重要な業務です。そのため専門性が高く、成果も目に見えやすいため、比較的年収が高い傾向にあります。

また大手企業や認知度の高い商品を扱う場合など、タレントなどを起用することもあり華やかな部分に関わることも。世の中に広く出回るほど、商品やサービスに自分が関わったという誇りややりがいが出てくるでしょう。
マーケティングスキルを身につければ、転職や独立にも有利になります。

SNS運用・Web広告運用のデメリット

華やかに見える一方で、地味で地道な作業も多いのがこの仕事です。時期によっては多忙を極めることもあり、制作が関わってくると残業も多くなるかもしれません。

またSNSもWeb広告も結果が数字でバッチリ示されてしまうため、プレッシャーもあります。いつも良い結果ばかりとは限らないため、試行錯誤を繰り返すことも多いでしょう。
求められるスキルが多いため、最初は覚えることが多いこともデメリットといえます。

SNS運用・Web広告運用に向いている人は?

どのような人がSNS運用・Web広告運用に向いているのでしょうか?特徴を紹介します。

情報収集が得意

SNS運用・Web広告運用を行うには、常にアンテナを張り巡らせ、新しい情報やトレンドを仕入れる姿勢が必要です。新しいものが好き、新しい情報に興味を持ち、積極的に学ぼうとする人はマーケティングの仕事に向いているといえるでしょう。
さらに自分の得意分野でないことや未知のことであっても、迅速に情報を仕入れ理解できるスキルがあれば、この分野で活躍できる可能性が高いといえます。

数字から分析するのが好き

SNS運用・Web広告運用ではデータ分析や効果検証といった、数字からさまざまな物事を考えることがあります。
ただし数学の知識や理数系でないと向いていないという訳ではありません。数値化されたデータを見て、変化や効果を読み取る力があれば大丈夫です。
Excelの関数が使いこなせれば問題ないでしょう。

人とのコミュニケーションが好き

SNS運用・Web広告運用は、社内外の多くの人と関わりのある仕事です。社内では上司、関連部署、広告ではデザイナーやライター、広告代理店など、幅広くさまざまな立場の人と打合せをする必要があります。
通常のコミュニケーションは得意でなくても、仕事を進めるためのコミュニケーションなら丁寧にできるのであれば大丈夫です。

マルチタスクが得意で自分から動ける

SNS運用・Web広告運用の仕事は、複数の案件を同時進行したり、さまざまな媒体で同時公開などということもあります。業務は多岐にわたるため、異なる仕事を同時進行できるマルチタスクのできる人は向いているでしょう。

また自分から考えて動けるスキルも、SNS運用・Web広告運用の仕事には重宝されるスキルです。

SNS運用・Web広告運用の将来性は?

SNS運用・Web広告運用の仕事のキャリアパスや将来性について紹介します。

SNS運用・Web広告運用のキャリアパス

SNS運用・Web広告運用ができるということは、マーケティングスキルが身に付いているということになります。マーケティングは専門的な知識やスキルが必要であり、転職や独立にも非常に有利です。

業務内容から、経営に近い視点が養われているため、しっかり実務経験を積んだ場合には、マネージャーなど管理職もマーケティングからのキャリアパスとして多い傾向です。
新しい商品やサービスの市場を作り上げるスキルを活かし、新規事業立上げの責任者となることもあります。

SNS運用・Web広告運用の将来性

時代とともに販促の仕方は変わっても、企業が事業活動をする上で販売戦略をしなくなることはないでしょう。その戦略の一翼を担うSNS運用・Web広告運用も、企業にとって重要なポジションといえます。

AIによってさまざまな業務が機械化されても、販売戦略を立てたり、施策を講じたりといった「考える」仕事は人にしかできないことです。
SNS運用・Web広告運用は、今後形が変わることがあっても、身に付いたマーケティングのスキルは失われません。どのような業界であっても役に立つスキルなので、将来性の高い分野といえるでしょう。

【全国版】求人を探す
<都道府県を選ぶ>

まとめ

SNS運用・Web広告運用は人気の高い職種ですが、難しそうと二の足を踏んでいる人が多いのも事実です。ただし身につけたマーケティングのスキルはさまざまな面で役に立つので、ぜひ挑戦してみてください。
はたらくぞドットコムでも、SNS運用・Web広告運用の求人を掲載しています。まずは無料登録して、求人を検索してみましょう。